逸ノ城の強さの理由を探してみた!逸ノ城級の日本人力士は現れるのか?
出典:www.nikkansports.com
史上最速の初土俵から5場所目で三役昇進を果たした逸ノ城。
この強さの原点は一体何なのでしょう?
そして幕内上位のほとんどが外国人力士という状況の中、逸ノ城級の日本人力士は今後現れるのでしょうか?
遊牧民生活で養った体力
まず一つ目は彼が育った環境が大きく影響していると思います。
幼少時代、逸ノ城はモンゴルの首都・ウランバートルから約400キロ離れた遊牧民生活を送っていました。
- 400頭以上いる家畜の世話
- 火をおこすのに必要な丸太を運ぶ
- 500m離れた川から10リットルのバケツ2個を運ぶ(これを10往復!!)
これが毎日の日課だったそうです。
これは体力がつきそうですね。現代の日本人に真似できないです。
移動は全て馬。馬に乗ることでバランス感覚も鍛えられますし、知らず知らずのうちに
相撲に必要な基礎体力が出来上がっていたのかもしれませんね。
食事は毎日、馬のミルクを2リットル飲み、羊の肉を使った料理を食べていました。
これらってどんな栄養があるんですかね?
これら全てで培われたパワーで中学生の時には仔馬を軽く投げ飛ばしていたそうですw
どんな怪力なんですかね。
今の日本の中学生で仔馬を投げ飛ばせる子は一体、何人いるんでしょうか?
スケールの大きさ
逸ノ城のスケールの大きさを表すエピソードをいくつか紹介します。
- 日本での相撲部屋生活について
「夜は何も考えず熟睡できるのでとっても快適です。稽古も死ぬことないので快適です」 - 目上の相手との取り組みについて
「何しても殺される可能性ないのでプレッシャーとかそういうのないです」
遊牧民の生活をしていた頃、家畜をオオカミから守るために夜は寝ないで追っ払っていました。
常に命の危険と隣り合わせの生活と比べたら、少々のことでは動じないみたいですね。
さらに逸ノ城の相撲との向き合い方にもスケールの大きさを感じずにはいられませんでした。
豊富な練習量
幼少時代に蓄えられたパワーを一気に開花させたのが高校時代から現在までの豊富な練習量ではないでしょうか?
逸ノ城は相撲の名門校である鳥取城北高校に留学し、高校横綱を含む5冠に輝くなど、大活躍を見せました。
その鳥取城北高校の石浦監督によると、逸ノ城は「やめろというまで黙々と稽古を続けた。弱音を吐いたことは一度もなかった」と語っています。
鳥取城北高校相撲部のモットーは『嘘のない稽古』。その言葉を貫いた結果となっていますね。
港部屋に入門してからも強い相手を求め、初土俵前には、新弟子としては異例の出稽古を行い、佐渡ケ嶽部屋や貴乃花部屋などへ赴き稽古相手を求めていたそうです。
この頃から既に大物感は漂っていますね。
結論
逸ノ城の強さの基礎は彼の幼少時代、遊牧民生活に依るところは大きいです。そこで鍛えられた体力や精神力は現代の日本人が経験することは不可能に近いです。
しかし、彼の強さは高校時代の練習量が大きいと思います。いくら才能があってもそれを開花させるためには努力が必要ですからね。
ここまで逸ノ城を振り返ってみて、逸ノ城のような幼少期の経験を現代の日本人は経験できませんが、モンゴルに比べて相撲の環境は整っていますから結局は稽古量がものをいうんだと思います。
逸ノ城関の今後の活躍も楽しみですが、逸ノ城のような日本人力士が出てきて欲しいという期待もあります。