エボラ出血熱が日本へ?!致死率は?予防と対策法を伝授!
10月27日午後、リベリアに渡航していた男性が、羽田空港に到着後発熱を訴えました。
検査結果は陰性でしたのでひとまず一安心ですが、今後日本にウイルスが入ってくる可能性がゼロではありません。
もし、エボラ出血熱に感染した場合、致死率はどれくらいなんでしょうか?
予防や対策法はあるのでしょうか?
致死率は50~90%
現在、エボラ出血熱に感染した場合の致死率について様々な情報がありますが、大体50~90%と言われています。
この数値は鳥インフルエンザやAIDSにも匹敵するほどの数値であることからも非常に危険な感染症ということが分かります。
現在、エボラ出血熱に対するワクチンや有効な医薬品が確立されていない状況(ただ研究段階のものはある)ですので、
エボラ出血熱にかからないためには感染の恐れがある地域に行かないことです。
しかし、もし日本にエボラ出血熱が入ってきてしまった場合、私たちはどう対処すれば良いのでしょうか?
感染経路は接触感染
エボラ出血熱の予防・対策法を知る前に感染経路を知る必要があります。
以下は厚生労働省のエボラ出血熱に関するQ&Aから抜粋したものです。
Q.どのようにしてエボラウイルスに感染するのですか?
A.エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。
エボラ出血熱は接触感染であり、空気感染はしません。
感染者の体液が目、鼻、口、肌の傷口などと接触したときに発症する恐れがあります。
体液とは、唾液、粘液、嘔吐、排泄物、汗、涙、母乳、尿、精液などのことを指すのでこれらに触れないことが予防・対策法となります。
感染者の咳やくしゃみがあなたの目や鼻、傷口に届いた場合も感染のリスクがありますので、メガネやマスクを着用することが予防・対策法となります。
エボラ出血熱はインフルエンザと初期症状が似てる!
これまではアフリカでしか感染が確認されていなかったエボラ出血熱ですが、
2014年に入り、アメリカやヨーロッパで確認されました。
エボラ出血熱の感染が確認された医師が入院しているアメリカ・ニューヨークでは、
エボラ出血熱の初期症状とインフルエンザの初期症状が似ているため、インフルエンザの
予防接種を促しているようです。
エボラ出血熱を始め、感染症、病気について正しい知識を持ち、目の前の情報に踊らされることなく落ち着いて対処していきましょう。