小山田咲子の本が発売!多才な彼女を石川直樹との事故以来もう1度振り返る

公開日:2013/10/24
更新日:
[2014年の話題]


小山田咲子 本

2013年11月25日に、今は亡き小山田咲子さんの「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる 新装版 」が発売されます!

なぜ、今この本が改訂されて再び発売されるのか。また、小山田咲子さんとはどんな人物だったのか。若くして亡くなった1人の女性の才能が、再び世間で注目を浴びています。今回は、小山田咲子さんについて様々な視点から振り返りたいと思います。

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小山田咲子さんの才能に感銘を受けた1人として、後世に伝えていくことができれば幸いです。

小山田咲子のプロフィール

小山田咲子

 

名前:小山田咲子(おやまださきこ)

1981年8月8日福岡市東区の千早病院で生まれる。

1995年8月第3回飯塚市中学生海外派遣事業に参加、オーストラリアへのホームステイ3週間。

 

1996年頃より「朝日新聞」のヤングコーナー『ヘイヘイ!サラダ』に投稿、詩や短歌が掲載される(高校3年まで)。

 

1997年秋、九州女子大学募集の第1回全国高校詩歌コンクール詩の部で優秀賞受賞、「コーラとあの子の思い出」が『白いチョークをひとつ下さい』(新声社)に収録される。

 

2000年4月、早稲田大学第一文学部入学(18歳)、小平市花小金井のアパートにて東京生活が始まる。10月2000年度ACC学生CMコンクール・ラジオ部門大賞。

 

2001年11月、2001年度早稲田学生文化賞受賞(前年度の功績が讃えられての賞、学生会館壁面に名前が刻まれる)。

 

2002年5月『たった五行の恋のメッセージ』(東京堂出版)に17歳の時応募した作品が収録される。2005年3月早稲田大学第一文学部卒業(23歳)。

 

同年9月29日アルゼンチン旅行中、サンタクルス州ゴベルナドル・グレゴリス市より国道40号95キロ地点にて、同乗していた車が横転し死亡。24歳と2カ月。

 

2007年8月遺稿・追悼文集『コーラとあの子の思い出』(私家版)刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』より

 

アルゼンチンでの事故に同乗していた恋人”石川直樹”とは?

石川直樹

 

名前:石川直樹(いしかわなおき)

生年月日:1977年6月30日

出身:東京

職業:写真家・探検家

詳しいプロフィールはこちら

石川直樹さんが出版した本はこちら

小山田咲子さんが亡くなる10日程前の最後の日記に、書かれた文章です。

今回ほとんど行動予定は決まってないけど、久しぶりに会う大好きな人と過ごす時間がとれるかも、愛が甦るかを楽しみにしている。まずちゃんと電話とかが繋がるかどうかだけど。

咲子さんは、石川さんに会うことを心から楽しみにしていたのでしょう。1人の女性として恋人を愛していた咲子さん。このような裏側を知り、ますます人の一生の儚さを感じてしまいました。

小山田咲子さんの弟”小山田壮平”はロックバンド「andymori」のギターボーカル

小山田荘平小山田咲子さんには、壮平さんという弟がいます。弟は「andymori」で活動しており、咲子さんと同様、感性が非常に優れており数々の名曲を生み出しています。

密かに今後ブームが訪れるのではないかと思っています。実際に曲を聴いてみると、歌詞や言葉の選び方や表現力を感じることができるのではないかと思います。

「andymori」小山田壮平さんに関する記事もありますので、興味がある方は是非ご覧下さい。

【必見!】「andymori」と小山田壮平さんに関する記事はこちら

『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』とは?

ダウンロード

この本は、小山田咲子さんが亡くなった後に、咲子さんのブログの日記を製本し出版されたものです。

咲子さんは、非常に文才に長けています。私は、この本を読み、言葉にはものすごいパワーがあることを知りました。

以下が文章の一例です。

「東京に来るまでは知らなかった、私を取り囲む景色の外側にも世界のあることを。見るべきもの、行くべき場所が限りなくあることも。
私はなんにも知らなすぎて、それはもう悲しくなるくらいだけど、ばかになることも真面目に語ることも恐れない人たちを見ていると、勇気が出る。」
「みっともなくなるくらい夢中になれないなら、恋愛なんて無意味だ。ちゃんとしようとしてよけいみっともなくなってしまうのが、最高に素敵だと思う。」
「いくら彼女が大袈裟に見えてもこれからの方がもっと大変よと言うのは、ただの脅しだ。年上の人間が年下の人間に、ただ「知らない」という理由だけで自分がちょっと垣間見た世の中の複雑さやつらさを見せようとするのは罪だと思う。」
「しかし、もう結構息苦しい。日常の雑事を全てとりあえず収めるべき場所に収めて(あるいはなかったことにして)深夜に荷物をまとめ、えいやっと部屋を飛び出す、あの一瞬をやっぱりどうしても愛してると思う。
穏やかな日常に幸せを感じるのと同じ強さで今、いなくなりたい。」

 

日原いずみさんのブログより

他にも、弟の壮平さんのことや日常に溢れる出来事を文章にしていて、ものすごい幅広い視野を持っている方であることが分かります。

私は、今回の『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』の新装板が出版を機に多くの方に小山田咲子さんを知ってもらいたいと思っています。

それは、日本人の若い人がもっと世界に出ていき、視野を広げ、感性を磨くことがものすごく重要であるというのも1つの理由です。

しかし、それ以上に、1人の女性が持っているパワーや社会に悩む若者としての葛藤などを共感し、これからの未来を背負って立つ人に大きな影響を与えるのではないかと思っています!

まとめ

24歳という若さで亡くなった小山田咲子さん。また、残された人たちのことを考えると、どうしたら良いのか分からなくなります。

しかし、そこで足を止めるわけにはいきません。なぜなら、私たちは今生きているから。私の好きなアーティストに「かりゆし58」という沖縄県出身のアーティストがいます。

かりゆし58の「さよなら」という歌詞に、

”ぼくが生きる今日は、もっと生きたかった誰かの明日かもしれないから”

という一節があります。本当にその通りだと思います。いつ死ぬかわからない人生。だから”精一杯生きなければ!”と、小山田咲子さんの本の再販を機に強く感じています。

かりゆし58「さよなら」の動画はこちら

かりゆし58「さよなら」

機会があれば是非小山田咲子さんの『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』を読んでみることをおすすめします!

 


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One Response to “小山田咲子の本が発売!多才な彼女を石川直樹との事故以来もう1度振り返る”

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