ブラック企業は消える?日本の働き方とアメリカの働き方
働くということは、どういうことか?そんなことを考えたことはありませんか?
働くことは、生きること。しかし僕は、働くために生まれてきたのではないと考えています。おそらくそのような葛藤の中で生活している人も多いのでは?と思います。
そこで、アメリカの企業で最近取り入れられている休暇無制限から、働き方について考えていきたいと思います。
米企業の休暇無制限とは?
1年の中で限られた休暇日数をどう配分するか、もう悩まなくてもいいとしたら――。米ハイテク業界などで最近、従業員の休暇を無制限に認める企業が目立ち始めた。
「規定なし、というのがわが社の休暇制度」と話すのは、バージニア州アレクサンドリアの金融サービス企業、モトリー・フールのマシュー・トログドン氏だ。「自分の仕事を各自が最も力を発揮しやすい方法でやり遂げてくれればいい」という。
自由すぎて慣れるのに少し時間がかかるかもしれないが、「ショック期を過ぎれば意外に早く落ち着く」と、トログドン氏は語る。「日数を数える人がいないとみんな休暇を多く取るようになるのでは」との質問には、「だれも数えていないので不明」という答えが返ってきた。
オンライン動画配信のネットフリックスも休暇に上限を設けていない。同社のハンドブックには「ネットフリックスには服装の規定もないが、裸で出社する人はいない。すべてに規則が必要なわけではない」と書いてある。
米人事管理協会のブルース・エリオット氏によると、無制限の休暇を認めている企業は全体の1%にすぎないが、新興企業やハイテク企業を中心に増加傾向にある。こうしたケースで従業員が実際に取る休暇は平均約3~4週間と推定され、人材確保、勤労意欲や生産性の向上、離職率低減などの効果が期待できるという。
制度の問題点としては、全体のスケジュール調整が難しくなるほか、従業員が不安になり、かえって休暇を取らなくなってしまうとの懸念もある。マーケティング・ソフトの開発を手がけるマサチューセッツ州ボストンのハブスポットも休暇に上限はないが、年間2週間という下限を設けている。ただし会社が記録を取らないため、守っているかどうかの判定は自己申告に頼るしかない。
モトリー・フールでは毎月くじ引きが実施され、当たった従業員は30日以内に2週間の休暇を取らなければならない。休暇中は職場との連絡を一切禁止されるという。
この記事を読んで、どのように感じたでしょうか?賛否両論ではないかと思います。
しかし、このような制度が、もし日本で取り入れられた場合、どうなってしまうのでしょうか。おそらく、アメリカの仕事に対する考え方だからこそ成立する制度なのではないかと思います。
日本とアメリカの働き方の違いは?
日本では、オフィスにいる長さを競うように長時間休みなく働くという働き方が一般的です。日本では、成果だけではなくその過程や取り組み方なども重視していますよね。
さらに、夜になれば接待やコミュニケーションといった飲み会や食事会があり、過労という問題まで生み出しています。つまり、仕事>家庭というイメージが強いです。
このような働き方は、日本の文化や歴史が作り上げたものなのでしょう。今となっては、終身雇用制という時代が終わり、これから働き方も変化していくのではないかと思います。
では、アメリカではどうなのでしょうか?
実際にアメリカで働く友人に話を聞いてみると、非常にプライベートを重視した社会だそうです!ほとんどの人が夕方17時くらいには退社し、夜はプライベート。
家族>仕事という概念が定着していると言えます!
日本のように、夜の接待や飲み会などはあまりなく、ほとんどがブレックファーストミーティングやパワーランチといった感じになります。
また、エリートは朝ジムへ通いトレーニングも欠かさないとか。ランニングをしながら仕事の話をする人もいるようです。
しかし、その時間的自由の裏側には、期待を上回る成果や結果を出すことが条件です。もちろん結果が残せなければ、リストラという厳しい面もあります。
米企業は社員の最大の効率や能力を引き出すような環境を整えることに力を入れていると話しています。そうすることで、ワークライフバランスや時間管理を意識するので、非常に効率が良く、内容の濃い仕事が生み出されるというわけです。
さらに詳しく知りたい方はこの本がオススメです。
きっと海外へ飛び出したくなるでしょう!
それでは、私たち日本人は何を変えていかなければいけないのか。
いきなり、アメリカに住んで仕事をしましょう!というのは無理ですよね?
そこで、もっとも大切なことは考え方ではないかと思います。現状で満足できない人は、考え方を改め、自分の働き方を見直す必要があります。
みなさんは、年収が高ければ高い≠幸福度が高いということはご存知でしょうか?
つまり、ワークライフバランスが大切なんですね。例えば、年収1000万円の仕事をしても、休日はなしで睡眠時間は3時間、都心で生活しなければならないために生活費が高い。という人と、
年収500万円休日はあり有給も取れる。毎日夜は家族と過ごし、時間の余裕があるので、郊外で生活費を安く抑えることができる。
どちらが、人生を有意義に過ごせるでしょうか?
価値観は人それぞれですが、仕事は人生を楽しむための手段と考えた場合、後者の方が幸せかもしれないですね。
ですので、現状で息が詰まりそうな働き方をしている人やこれから就職を考える人は、少しずつ考え方を変えていかないといけないですね。そのきっかけは何でも良いのです。
私たちは働くために生きているのですか?何のために生きているのだろうか?働いているのだろうか?と、この機会に是非自分に問いかけてみてください!
私が刺激を受けた本を紹介します。
木暮さんの本は非常に分かりやすく読みやすいと思います。「現代の働き方はラットレースと同じ」つまり、走っても走っても給料は変わらない、だから働き方を変えていこう!という内容です。
給料が決まる仕組みからどのような働き方をしていけばよいのかまで、様々なヒントが隠されているので、働いている方だけではなく、これから就職する方にもオススメです!
そして、私が人生を変えていこうと考えるきっかけとなった本はホリエモンこと”堀江貴文”さんの本です!
これらの本は、働き方などについての詳しい内容は書いてありませんが、これからの時代の生き方や考え方を一新するものではないかと思います。
著者が堀江さんということもあり、ネットビジネス系が多いですが、ものすごく参考になると思います。
また、堀江さんのセミナーに参加させていただいた際に、堀江さんの斬新な考え方とと謙虚で腰が低い姿を見て、さらに感銘を受けました。正直、態度とかもかなり大きいのかと思っていました…ごめんなさい。笑
私自身もまだまだこれからですが、充実した人生を送れるように共に頑張りましょう!
今回の記事が、これからの働き方を考える良い機会になればと思います。