深津絵里の母・諭美子さんが末期ガンだった。そんな母の生き方とは?
女優・深津絵里さんの実の母で今月3日に東久邇宮文化褒賞を受賞した書道家の深津諭美子(ふかつゆみこ)さん(66)が末期ガンに冒され「余命が短くて3ヶ月、長くても1年」と言われていることが分かりました。
当初は身内にもガンであることを伏せてきた諭美子さんでしたが、担当医に言われてやっと家族に告げることにしました。しかし、母はがん治療を拒否。
そこには書とアートを融合させた「漢字アート」を確立した諭美子さんの芸術家としてのプライドがありました。
2009年まで本名を隠し続ける
大分県別府市生まれの深津諭美子さんは女優・深津絵里さんの実の母親であり、現在は書道家として活躍しております。
諭美子さんの実父が書道家であったため、3才の頃から書を始めますが、自らはデザイナー志望であったため、ブティックを経営します。
しかし45才の頃、「日本の文化を伝えていきたい」という想いからそれまで経営していたブティックを閉め、本格的に書道に取り組み始めました。
2003年には上海大学に1年間留学し、漢字を学び直すことで文字をデザインする才能が開花。
歯ブラシ・ほうき・たわし・ストロー等を筆代わりにして、両手や左手を使って書く「漢字アート」とよばれる独自の手法で創り出す作品はオリジナリティに溢れており、
雅号「諭黄(ゆんほん)」の名で世に出された作品は、上海やシンガポール、ニューヨークなどでも非常に評価が高いです。
2009年にはそれまで、『娘の七光り』を嫌い伏せてきた本名を公開。
深津絵里の母としてではなく、深津諭美子として作品を創っていくことを決めました。
アーティストとして順調な生活を送ってきましたが、2013年に入り、体の不調が続きます。
そして今年になり、肩にしこりを発見。そこで病院に行くと肺がんを言い渡されるのでした。
余命は3ヶ月から長くても1年と宣告される
肺がんを診断され、すぐに切除手術を受けるもガンは全身に転移していました。
この時2014年4月、医者に言われたのは『治療をしなければ余命3ヶ月 長くて1年』。
当然、担当医も旦那さんも・娘の絵里さんも治療を勧めます。しかし、諭美子さんは『がん治療で入退院を繰り返すよりも、書道家としての人生を全うしたい』として治療を断固拒否。
いくら説得しても諭美子さんの決意は固く、家族はその生きざまを見届けることにしました。
これは8月24日に諭美子さんのブログに投稿されていたものを一部抜粋しました。
余命宣告されて3ヶ月は過ぎてます
私は癌でも奇跡が起こる!
いゃ起こして見せる
気持ちの持ち方だと思うなぁ!
だから癌でも気にしてないです
何より毎日楽しく(笑)て過ごすことです
沢山のお友達に助けられている私は
幸せなんです
文章力のない私ですが
今日誕生日の機会に私は報告しょう
なんて
思ってたわけです
癌でも今は治りますから
癌で悩んでいる方は
皆大丈夫だょ
前向きに頑張ってくださいねぇ
今年は海外に
2回行かないと行けないから
楽しみです
余命1年が
何年も生きてたら
皆様
笑ってくださいねぇ
彼女のようにどんな時も前向きで自分の人生を楽しんでいる人間ってとても魅力的だと思うし、私も見習うところがたくさんありました!
こちらの動画で深津諭美子さんのパフォーマンスがご覧いただけます!
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