ディープインパクトが凱旋門賞で負けたたった一つの敗因
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日本競馬界の夢の一つであるフランス・凱旋門賞の制覇。
2006年当時、その夢に最も近いと言われた馬、その名も
ディープインパクト
しかし、結果は3着(その後、失格となる)。
そこには地元フランスの意地が見え隠れしていました。
日本に敵なし!史上2頭目の無敗での三冠馬!
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ディープインパクトの強さをここでおさらいします。
ディープインパクトは3歳の時に、皐月賞・日本ダービー・菊花賞という
牡馬クラシックを無敗で制し、史上2頭目の無敗での三冠馬となりました。
暮れの有馬記念では、惜しくも2着に敗れてしまいましたが、
翌年の天皇賞(春)と宝塚記念を勝ち、いやが上にも期待が高まる中、
順調に凱旋門賞へと駒を進めていきました。
日本馬には勝たせない!仏・名門厩舎の戦略!
凱旋門賞は2014年までに92年の歴史を誇る伝統あるレースですが、
なんと、ここまでヨーロッパ以外で調教を受けた馬が1度も勝ってないんです!
そんな時に日本から「最強馬」と言われた馬が、
満を持して乗り込んでくるわけですから
ヨーロッパの厩舎もウカウカしていられません。
そこで立ち上がったのが、その年までに凱旋門賞を5度制している
地元フランスの名門A.ファーブレ厩舎。
ディープインパクトを倒すために3頭の馬を送り込んできました。
ディープインパクトの得意戦法を防いだ!
ディープインパクトのこれまでの戦い方は、レースの中盤まで
隊列の後ろにいて、最後の直線でごぼう抜きという形でした。
画質は少し悪いですが実際のレースを1度ご覧になってみてください。
実況の興奮ぶりからもスゴさが分かります!
1頭だけ次元が違いますよね!
凱旋門賞でもこのようなレースを期待していました。
この当時のことを私は今でも鮮明に覚えています。
試験勉強を中断して画面にかじりついていましたから。笑
実際に日本国内でも関心は非常に高く、視聴率は深夜にも関わらず、
関西地区で瞬間最高視聴率28.5%を記録しています。
さて気になる結果は…
一瞬、勝ったとも思ったけど3着。。
本当に惜しかった!
しかし、私が見て欲しいのは最後の直線でなくもっと序盤です。
ここに敗因の一つがあると思うからです!
動画の0:58~1:06あたりをもう一度ご覧になってください。
いつものレースとは違って前の方にいますよね?
さらにディープインパクトを囲んでる馬たちに
注目してください。
ディープインパクト(黄色帽)の
横にシロッコ(白帽)、
後ろにハリケーンラン(ピンクと黒の帽子)、
斜め後ろにレイルリンク(ピンク帽)
この3頭全部A.ファーブレ厩舎の馬たちなんです!!!
私の憶測に過ぎませんが、厩舎が一致団結してディープインパクトの
長所を消そうとしているように見えました。
そして、このレースは実際にレイルリンク(ピンク帽)が勝っています。
これを私は悪いという風には考えません。
立派な作戦だと思いますし、それだけディープインパクトが
認められていたということにも繋がると思うからです。
これを跳ね除けて勝ったら本当に強いということですからね!
(残念ながらレース後、ディープインパクトの体内から禁止薬物が発見されたので
失格扱いとなりました。)
2014年の凱旋門賞、ディープインパクトの夢は子どもに託した!
今年の凱旋門賞には日本から3頭が出走します。
・ゴールドシップ
・ジャスタウェイ
・ハープスター
の3頭ですがそのうちのハープスターの
お父さんはディープインパクトです。
ハープスター8月の札幌記念で見事勝利を収めています。
この調子のまま是非、お父さんの無念を晴らして欲しいですね!
果たして2014年の今年はどんな結果が待ち受けているのでしょうか?
日本時間の10月5日(日)23時15分頃発走予定